オドリバにて叫ぶ

広告系で働く女(25)を煮たり焼いたりした雑記ブログ

君と食べる担々麺

 

これは恋愛エッセイである。

寝る前に端的に言葉を残す作業に過ぎないので

読んでしまった皆さまは後悔頂いて構わない。

 

好きな人と担々麺を食べた。ノリで。

ゴマの風味に物凄くこだわった担々麺の店。

 

あ、この店こだわりが強いんだな、

と感じるほどには、

座席を指示されたり、店入り口で注文したり。

 

システムのくせがすごい。

 

 

注文した担々麺が我々に届く。

 

担々麺をひとくち食べた。

 

「「ゴマ」」

 

私もその人も、

最初の一言が、ゴマ、だった。

その一言が、ハモった。

美味しいとか、美味いとか、

そんな感想めいたなものは出てこなかった。

 

ゴマ、だった。

 

それでよかった。

 

私は妙に嬉しくなってしまい

そこから何も話せなくなった。

 

ま、それは嘘だけど。

 

そこから、

肝心なことは話せなくなった。

 

今日はかなり労力かけた仕事がひと段落した。

久しぶりキリキリする作業だった。

 

好きな人との会話が、

 

会話というか、

 

「「ゴマ」」のハーモニーが、

たまらなく腹に沁みた。

 

好きな人も、ゴマのハモリに、

何か感じてくれているといい。

 

ゴマ、

 

その響きが、私はしばらく好きだろう。